ケーキの切れない非行少年たち
読書の秋?ということで、本を紹介させていただきます。いきなり...
はじめまして、ディレクターのおくはらです。
今日はコピーライティング勉強中の私が、なにかコピーについてシェアできるものがあればと思い、
今回のテーマは「いいコピー以外は悪いコピー?」にしました!
前提として、いいコピーは人によって違う、ということです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、どのコピーが誰に響く・刺さるかは
その人の形づくってきた価値観で変わるとおもっています。
といいながら、コピーを書いている私も、自分の価値観でイイと思い込みがちなのですが…。
ですが、だからこそ、これは悪いコピー、いいコピーだと
自分目線で決めつけてはいけないなと日々感じます。
たとえば、「コピーライターって本めっちゃ読むんじゃない?本読むの好きでしょ」
と決めつけられたような聞き方をされても、私の場合、本は読みますが、得意ではありません。
他にも「哲学が好きか?」と聞かれると、
授業でも哲学はついていけなかったほど、私にはまだ理解が追いつかない分野です。
「自分目線だと、偏った見方をしてしまう。」
だから私は、小説や絵本を読む。映画を見る。
テレビやラジオ、人の会話も、聞こえるものは吸収する。共感してみる。
自分ができる範囲でアンテナを張って、
そうやってなるべく、いろんな層の声と価値観を学んでいます。
本文に戻りますが、
いいコピー以外のコピー、いわゆるボツ案のコピー=悪いコピーだと私は思いません。
私が「悪いコピー・イヤなコピー」と思うときは、
人の痛いところをついたり、人の容姿に対して過激な表現をするコピーに対して、
悪いコピー、イヤなコピーだと私は思います。
今回のテーマで言いたいことはこの2つ。
「いいコピー以外のコピーも、捨てないこと。」
50本、100本コピーを書いて、1本が選ばれて。
それは自分がつくったコピーじゃないかもしれない。
だからといって、選ばれなかったコピーを作者は捨てないでください。
完璧主義なのか、以前の私は、納得できないコピー以外は削除したくなっていましたが…。
とりあえずボツでも、どこかに残して、チャンスが巡ってくるときまで温めておくことをおすすめします。
丸ごとは使えなくても、分解したら、ちゃんといいコピーに生まれ変われるかもしれない。
(自分のコピーを書く力がアップしていけば、ボツになったコピーを生かせる可能性もアップします、きっと。)
だから、あなたが見つけた原石のことばをどうか頭の片隅で、温めておいてください。
言いたいこと2つ目。
「いいコピーも、それ以外も、<なんでいい/なんか違う>と感じたのか考えること。」
わたしは、コピーを選ぶ時、直感で選びがちです。
「このコピーいい!でも、なんでいいと思ったんだろう?」
この思考タイムが大切です。
自分だけで行き詰まるなら、人と会話をしてみる。
なんでいいと感じたのか、なんか違うなあと思ったのか、思考の海をひたすら泳ぐことで、
本来行くべき方向性が見えてきたり、ターゲットの共感の島にたどり着けたりすることができるのかな、と勝手に想像しております。
すごい!いい!で終わらずに、どこがどんなふうに響いたのか、響かなかったのか説明できるように、私も日々修行中です。
そんなこんなで、新人おくはらの初ブログ、閉幕します。
お粗末さまでした。