思い出、天然色。

ひとり映画、ひとり焼肉、ひとりカラオケ…

世の中にはいろいろと「ひとり○○」がありますが、

私も先日「ひとり○○」デビューをしてきました。

 

 

「ひとり遊園地」です。

 

 

お盆は台風で地元大分に帰れず、お盆開けの土日に弾丸で帰省をいたしました。

その時に自分に課していたミッションひとつ、「ラクテンチ」に行くこと。

 

大分民ほとんどの人が、初めての遊園地はおそらく

「ラクテンチ」もしくは「城島後楽園」ではないでしょうか…どちらも別府にあります。

数年前、「湯〜園地」で温泉×遊園地という試みで若干話題になったりもしました。

一度は閉園したり、なんたりと、大人の事情がいろいろあったようですが、

今も元気に(?)営業していました。

 

かくいう自分も、子供のころはしょっちゅう遊びに行っていたのですが、

最後に行ったのがいつだったか思い出せないくらい久しぶり。

入場チケットが「大人」になる年齢になってからはおそらく行っていない気がします。

15年ぶりくらい…?

 

テーマパークとかは、入口が上り坂になっていて、

気分を高揚させると聞いたことがあるんですが、

ラクテンチは次元が違う上り坂です。

ケーブルカー。怖いくらい急斜面です。

 

高台にあるラクテンチからは、別府の街並みや別府湾が一望できます。

なんともセンチメンタル〜〜になりました。

おもちゃみたいなカラフルでミニマムなアトラクションが可愛い。

夏休み期間中で、ちびっ子連れのファミリーが多く、

自分の子供の頃を思い出したりもしました。

 

 

名物あひる競争。

一等になるあひるを予測して150円であひる券を買います。

当たると、オリジナルあひるグッズかおまんじゅうがもらえます。

「もし、当たったら隣のちびっこにゆずるぞ〜〜やさしいお姉さん演出するぞ〜〜」と

意気込みながら水色のあひる券を一枚。

…1等はピンクでした。

となりのちびっこが当てていました。

おまけに最近鳥アレルギー疑惑の私はくしゃみが止まりませんでした。

 

アトラクションにも何も乗らず、ただ散歩して写真を撮って、

昔と変わったところと変わっていないところを答え合わせしながら

小一時間過ごし、ラクテンチを後にしました。

 

 

懐かしいジュースを飲んだりして、

(これも昔、瓶だったな〜〜ペットボトルになったんだな〜〜)

大人になった自分をちょびっと感じました。

 

実家に帰ってから、押入れからアルバムを引っ張り出し、

子供のころのラクテンチ写真を探してみたりしながら、

懐かしさに思いを馳せる帰省となりました。

最近は、現像してアルバムにするって

なかなかしないけど、こうやって振り返られるのがあるのはいいですね。

データ社会ですが、形に残るものも大切にしたいです。

 

「思い出、天然色。」

ラクテンチのキャッチコピーです。ラクテンチらしくていいコピー。

自分はかなり好きです。

いい感じのレトロ感と寂れ具合と、

地元のやさしさを感じるラクテンチ、ぜひ遊びにいってみてください。