ケーキの切れない非行少年たち

読書の秋?ということで、本を紹介させていただきます。

 

いきなり問題ですが、

丸い円が描かれた紙があり、

「ここに丸いケーキがあります。3人で食べるとしたらどうやって切りますか? 皆が平等になるように切ってください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言ったら上記の図のようにベンツのマークを描いて3等分すると思います。

これが当たり前だし、ほかの人も含めて悩むことがあるのだろうか。

 

 

とこの本を読むまでは思っていました。

 

 

 

 

 

 

今回紹介したい本は「ケーキの切れない非行少年たち」

著者は宮口幸治さん。

 

 

宮口幸治さんが児童精神科医だったころに、

少年院には、見たり聞いたり想像したりする力の弱い者が多数おり、

認知力が弱かったり軽度な知的障害を抱えている子どもが大勢いることに気がついたらしいです。

本書のタイトルにもなっているようにケーキを等分に切ることさえできない歪んだ認知のもとでは、

いくら反省を促しても意味はないという。

本書では「反省以前の状態」であることが指摘されていました。

 

 

詳細は読んでほしいので語りませんが、

頭を悩ませながらか少年たちが3等分したのがA、B。

5等分したのがC、D。

 

 

 

 

タイトル通りの衝撃が走りましたね。食い入るように本を読みました。

認知という点では自分が携わっているWEBの仕事でもa11y(アクセシビリティ)というがあり、

いろいろと考えさせられる一冊となりました。

 

時間のある方はぜひ読んでください!