ご結婚おめでとうございます!
リディアミックス2月のトピックは『犬丸さん、ご結婚おめでとう...
2回目となるカメラ講座。今回は撮影モードについてです。
最近の一眼はシーンに合わせるモードが初めから用意されていたり、
トイカメラ調の写真になるようなフィルターなども多く用意されていますが、
カメラに慣れたら使っていきたいのが「Av」「Tv」「M」のモードです。
今回はこちらの「Av–絞り優先モード」と
「Tv–シャッタースピード優先モード」について説明します。
まずAvモード。
一眼カメラの大きな魅力は、背景をいい感じにぼかした写真だったりしますね。
そんな写真を簡単に撮りたいならとりあえずこのモードです。間違いなし。
設定は簡単。ダイヤルをAv(もしくはA)に合わせて、F値を大きくしたり小さくしたりするだけ。
絞りの数値(F値)を自分で決めて、シャッタースピードはカメラが勝手に設定してくれる半自動モードです。
絞りとは、レンズから入る光の量を調整するもので、
簡単にいうと背景をどのくらいぼかすかという設定ができます。
分かりやすいようにISO感度は800に固定して撮影します。
まずF値を大きくすることを「絞る」と言い、背景もはっきり映ります。(F値10に設定)
被写体深度が深いとも言いますね。
ちなみにこの人形は私の地元、宮崎県佐土原町の「佐土原人形」といいます。
焼き物なので軽くて場所もとらないお雛様です。
こんな小ささでも娘二人の成長を願っております。
逆にF値を小さくすることを「絞りを開く」と言い、背景がボケてくれます。(F値2.8に設定)
被写体深度が浅い状態。
F値が大きいほど背景まではっきり映り、F値が小さいほど背景がボケます。
F値を大きくすると、光を通す量が減ってしまうので、
同じ明るさの写真にしようとするとシャッタースピードが遅くなります。
部屋の中とかでは手ブレしやすくなるので注意です。三脚などがあるといいでしょう。
逆にF値を小さくすれば、光を通す量が増えるのでシャッタースピードが速くなります。
ちょっと暗いパーティー会場などではF値を小さくすればピントがあう範囲も狭まりますが
手ブレしにくくなります。
F値の最小値はレンズによって決まります。
単焦点レンズと呼ばれるものはF値が標準レンズより小さくできるので、
背景がボケたいい感じの写真が撮れるのです。
ちなみに、被写体とカメラの距離を近づけ、被写体と背景の距離を開けると
より大きなボケが得られます。
上の写真のように佐土原人形にぐっと近づき、後ろのムーミンを遠くにすると、
同じ設定でもよりボケてくれます。
カフェでラテアートなどを撮る時は、カップに近づき背景のものを少し遠くに置くと
周りが大きくボケてくれるでしょう。
私はほとんどこの「Av」のモードで撮ってます。使い勝手のいいモードです。
続いてTvモードはシャッタースピードを自分で決めて、
絞りの数値はカメラが勝手に決めてくれるというもの。
シャッタースピードは1秒、1/4秒、1/20秒、1/160秒など、何分の一秒という単位で表示されます。
走ってる子供の表情を撮りたい時はシャッタースピードを速くしますし、
流れる滝を撮る時にはシャッタースピードを遅くすると糸のような滝がとれます。
走っている車を撮る時にシャッタースピードをあえて遅くすることで残像を残してスピード感を表現するテクニックもあるようです。
ちなみに先ほどと一緒で、シャッタースピードを速くすると、カメラに入ってくる光が減るので
写真が暗くならないようにとカメラが自動で絞りを開いています。(F値が小さくなる)
毎年恒例の会社キャンプ恒例の花火で文字を書く写真も
Tvモードでシャッタースピードを8秒とかに設定して撮っています。
「Pモード」で撮るより、もっと写真が楽しくなる2つのモード。
ぜひお試しください。
次回は「M—マニュアルモード」をご説明します。